共感できる写真とはなにかをあらためて考えたとき、
それは日常を題材とした私写真であり、
スナップ写真なのではないでしょうか。
なぜなら、人は自らのエクスペリエンスを通じて
写真を見るからです。
そこで今回私たちが写真展のテーマを決めるにあたって、
日常を際立たせるものはなにかということを
まず考えることからはじめました。
そして、23時という静寂の手前にあるこの時間が、
人々を刺激的な/暖かな光のもとに引き寄せ、
闇の中で見慣れたものが
日常とは異なった表情を見せる時間であることから
今回のテーマとすることとしました。
さる3月11日の震災で暗くなった街を
どう撮るのか、このままのテーマでいいのかといった
葛藤もありましたが、無事に開催できたことを
みなさまに感謝するとともに、
写真を少しでも楽しんでもらえればと思います。
”伊藤誠・加藤康隆 写真展 「23:00」ご挨拶”より
写真展も今日・明日・明後日の残り3日になりました。とても早く感じる。
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